令和元年度(平成31年度)卒園式
「楽しかった幼稚園、今日でいよいよお別れです。」
教会の美しいステンドグラスから、優しい光がふりそそぎます。イエス様・マリア様が見守る中、卒園生の言葉が響きました。
聖母幼稚園の卒園式は時間を短縮し、人数を縮小して行いました。厳しい情勢の中、保護者の皆様の心情を考えると、大変胸が痛みました.
子どもたちの健康や安全を優先にと、無理な園からのお願いに応じて下さった保護者の皆様,
この日を迎えるまで不安でしたが、わたしたちの思いが神さまに伝わったのでしょうか、48名の卒園生が無事に卒園証書を受け取ることが出来ました。
素直で優しく、たくさんの友だちの中で本当に豊かな人間関係を築き、笑顔いっぱいの学年でした。
それぞれの小学校へ一歩踏み出していくのは、期待の反面、心細さもあるかと思います。いつも大切なことは目には見えない事ばかり。
心は見えないけれども、卒園証書を受け取る皆さんのキラキラ輝いている心は,お家の人にも、はっきりと感じることが出来たのではないでしょうか。
聖母幼稚園で過ごした3年間、
苦しいことも悲しいことも、嬉しいことも楽しいことも、数えきれないくらいです。
一人じゃなく、たくさんの友だちがいて、大好きな先生がいて、お祈りをともにしてくれる神父様もいて・・・
みんなと一緒にすごした毎日。
離れ離れになるのは寂しいけれど、私たちはいつも一緒につながっているように感じます。
心配するようなことがあっても、落ち着いて、自分で選んで自分で決めて、後悔せずに、自信を持って、最後まであきらめずに、笑顔で、強い気持ちを持って、自分らしさを失わないで、元気で、せいいっぱい力を出し切って、歩いて行ってください。
きっと、神様が支えてくれます。見守って下さる家族もいます。一人じゃないね、みんな一緒。
聖母幼稚園から、いつまでも皆さんの幸せを祈っています。