ごあいさつ

園長あいさつ

 観音寺聖母幼稚園は、一人ひとりの子どもを「神様から託された聖なる者」として受けとめ、畏れを持って育てる「キリスト教の教育理念」を根底に据え、1957年に創立されました。卒園生は3,400名を超え、社会のそれぞれの分野で活躍されています。

 私たち観音寺聖母幼稚園の教職員が「目指す子ども像」は、次の5点です。

  • 思いやりの心、感謝と優しさ、尊敬する気持ちを表現できる子ども。
  • 自分で考え、判断し、行動できる子ども。
  • 体も心もたくましく、伸び伸びと活動できる子ども。
  • 愛情や信頼関係の中で自信を持ち、自分も相手も大切にできる子ども。
  • 人の話を聞き、自分の思いを伝えられる子ども。

 また、ほとんどの子どもにとって、幼稚園生活は初めての集団生活の場だと思います。その幼稚園生活で、私たち観音寺聖母幼稚園の教職員は次の5点に重点を置き、教育活動を行っています。

  • 命の大切さ、愛する心、思いやる心、感謝する心を育むために、他人との関わりを大切にしています。
  • 基本的な生活習慣が身につくように、日常生活の中で自立心を育んでいます。
  • 年齢や個々の特性に配慮しながら、安全で健康な基礎体力づくりを行っています。
  • 豊かな感性をはぐくむために、自分の能力を発揮できる場や、自分を表現する場を多く設けています。
  • 豊かな想像力や集中力が身につくように、絵本の読み聞かせやお話を聞く機会を多く設けています。

 観音寺聖母幼稚園では、心を大切にした教育にも重点を置いています。自然豊かな恵みの中、砂や土、花や草の香り、虫などにも触れ、命の大切さを体験をとおして学んでいます。園外保育では、近隣の山や海に出かけ、自然の美しさや不思議さ、面白さを感じたり、自然物で様々な遊びを考え出したりしています。

 無限の可能性を秘めた子どもたち。
 一人ひとりの子どもを大切にし、見つめ、子どもの日々の成長を的確にとらえる中で、子どもが持っている可能性が引き出せていけるよう、私たち教職員一同、力を尽くしていく所存です。

 それぞれの子どもたちが持つ柔らかな若芽を育んでいくために、保護者の皆さんのお力添えをいただけますようお願いいたします。

観音寺聖母幼稚園長 鈴木 聡